マンションの不動産登記簿の読み方
不動産取引の中でも難しいマンション登記簿について、読み方のコツを丁寧に説明しています。
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マンションの不動産登記簿の構成内容
不動産登記は、土地や建物に限らず必ず「表題部」「甲区」「乙区」の欄があります。しかし、マンションなどの区分所有建物の場合には登記簿における表題部の記載が通常の建物や土地に比べて大きく記載の仕方が異なります。これは、マンションの場合は専有部分とそれに対する敷地権を別々に処分することができないためであり、個々の所有権は別であっても、一体化して扱わなければならないからです。
「建物の区分所有等に関する法律」(建物区分所有法)と不動産登記法の一部改正(昭和59年1月1日施行)が行われる前までは、現在のような一体化に関する規定は定められていいませんでした。しかし、法律改正前のマンションについてもこの規定は適用されることとなっており、すでに登記されている物件についても、登記簿の改製が順次行われています。現在では一部遅れている不動産物件はあるものの、それらは非常に少なくなっています。
マンションの不動産登記簿の表題部には、建物全体を示す「一棟の建物の表示」と、個々の部屋を表す「専有部分の建物の表示」の二つの部分があります。最初に一棟の建物の中に存在するすべての専有部分の家屋番号を一覧表示することで、全体の内容を先に明らかにします。
表題部には以下「一棟の建物の表示」「専有部分の建物の表示」と続きます。「一棟の建物の表示」とは一棟の建物全体についての記載です。一棟の建物は各専有部分を包括しているので家屋番号はなく、種類の表示もありません。
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